天国では年を取って行くのでしょうか
クライアントさんからも生徒さんからも質問をされる一つに、
「赤ちゃんや子供達は天国で大きくなるのですか？」が有ります。
年齢が高い方々がご他界されても、同様の疑問を持たれる方は無いのですが。
「あっ、この前ミディアムシップでいらして下さったときよりも、
白髪もしわも増えて何だか老けられたみたい！」っといった経験は御座いません。
ただ、天国内での霊的な成長が進まれたのが、スピリットさんのエネルギーや、
お言葉から感じ取れることは有ります。
でも、子供の“スピリットちゃん”達はどうなのでしょうか？
（勿論赤ちゃんの大人も“魂”としては変わらないのですが。）
成長が顕著に分かる年齢ですと
赤ちゃんや子供子供した年齢の子供達は、そのお姿や言動に成長が現れます。
赤ちゃん、小さなお子さんは地上時間に合わせて育つように見せられます。
（地上の時間という観念が霊界には無いと思います。）
それは見る側の私達へは顕著に成長が分かる年齢の子供達はなのですが。
メルモちゃん！？
手塚治虫さんの漫画・アニメの“不思議なメルモ”というのが有りました。
赤と青のキャンディーを食べて幼くなったり大人になったりするお話なのですが。
（詳しく知らないのですが、他にも色々と使い道はあるそうです。）
そのメルモちゃんのように、年齢を自在に操るスピリットちゃんがいました。
公開デモンストレーションの際に対面させて頂いたスピリットちゃん達ですが。
３０歳位の男性スピリットさん
お一人目は、ある女性の真後ろにぴったりと寄り添う３０歳位の男性。
母を慕うようなエネルギーを出されていてもグレーのスーツを着こなした
立派な大人の男性でした。
「お客様は３０年位前に男の赤ちゃんを亡くされていらっしゃいますよね。」
とそのお客様にお伝えしました。またその男性のご様子についても。
お母様は赤ちゃんを亡くされ、今生きていれば３０歳だと答えて下さいました。
すると、男性は小さな男の子の姿になってより甘えるように。
ご供養はきちんとされたものの、どなたかの助言から亡き息子さんを
あまり強く思うことを避け続けて来られたということを話されました。
その為、お母様は驚きとお喜びが入り混じった感情だったようでしたが。
子供になったスピリットちゃんは、そういった事情を分かっておいでで、
一層愛おしそうにされていらした。
メルモちゃんそのもの
ある女性が椅子に掛けられてましたが、その周辺をハイハイしている赤ちゃん。
赤ちゃんは女の子で、女性の膝に絡みつくように甘えて抱き着きました。
女性に女の赤ちゃんを亡くされたかの確認を取らせて頂く最中に、
スピリットちゃんは椅子の後ろに回り、一瞬ですら～っと背の高い綺麗な女性に
変身しました。年齢は２０代半ばといったところです。
母の後ろからお母様を愛おしそうに立って見つめています。
お母様もすっかり大人になられた娘さんを思われて、
安堵と喜びの表情をされて応えていらっしゃいました。
娘さんは、赤ちゃんスピリットちゃんとしてよ～くママの周りを
ハイハイしていて、足にまとわりついたり、甘えていたと話されました。
お母様に寄り添い見守られ続けて来られたのです。
スピリットさんはどの段階のお姿で来られる
ミディアムシップのシッティングの際には通常、
子供さんは亡くなられた時点のお姿で出て来られるケースが殆どです。
それは、シッティングの際にはクライアント様がスピリットちゃんに
お会いになることを目的とされてミディアムシップをご依頼下さいますので。
天国に旅立たれて間もないスピリットちゃん達ばかりだからだと思います。
メルモ型スピリットちゃん達は、デモンストレーションの中であった為、
ご他界後２５年以上もの長い年月が経っていて、その間ミディアムシップを
ご経験されてはいらっしゃらない為だったからだと思います。
私の身内の子供も他界時よりも大きくなって、ちょっと“お兄ちゃん”になった姿で
自ら私に話をする為に会いに来てくれたことも有りました。
もう一つのメルモちゃん
大人のスピリットさん達、特にご高齢で亡くなられたスピリットさんは、
十中八九は“若作り”されて来られます。キャンディーの力でしょうか！？
そのお気持ちもとっても分かります。
こちらも言ってみれば、自在に年齢を逆行させるメルモちゃんですけれど・・・。
愛とお思いのこもったギフト
赤ちゃんや幼子のスピリットちゃんが年を取るのか取らないのかは、
これだけで結論は出せないかも知れません。
また霊界は“時間”の捉え方やあり方が地上とは違っていることも有ります・・・。
ですが、年を取ったお姿を見せることにスピリットちゃん達のそれこそが、
親御さんに向けての意図、愛情や思いなのでしょう。
それぞれのスピリットちゃんからの地上の大切な親御さんへの心のこもった
素敵なギフトだと思います。
