「必ず来てくれるのですか？」
ミディアムシップのセッションの際に、または生徒さんに
このようなご質問をいただく事が有ります。
「スピリットさんは必ず来て下さるのですか？」と。
クライアント様には非常に切実な問題ですし不安ですよね。
特に、少し前のミディアムシップの考え方は、
霊界からきて下さるスピリットさんを最優先して、クライアント様のご事情は
後回しとされておりましたから。
デモンストレーションではそういったケースは多かった事を体験しております。
また、シッティングで今もご希望とされるスピリットさんではない方が
最初にいらして下さることは少なくはありません。
そんな場合は、クライアント様の落胆のエネルギーと表情で直ぐに分かります。
ですので、極簡単にエビデンスとメッセージを頂いて、本命のスピリットさんと
交代して頂きますが。
不利な状況を知りつつ来られるスピリット
ミディアムシップは、美しい愛をお繋ぎする場面だけとは限りません。
その真逆のケースも若干御座います。
怒り、憎悪、避難、等の至ってネガティブな感情を激しくぶつけられる事を
目的とされてスピリットさんに会いに来られる方もおいでです。
中には“罵詈雑言”を浴びせて迄、スピリットさんを激しく責め立てる場合も。
生徒さんからは、「そんな状況でもスピリットさんは来るのですか？」と。
そのような疑問を持たれる気持ちも理解出来ますね。
もう、スピリットさんにしてみれば、セッションがどのように展開されるかは
全て分かった上で腹を括って出て来られる訳ですから。
そのご覚悟、潔いものです！
その原因を作ったのはごスピリット当人ですので自業自得なのですが。
でも、消えない！！
サンドバッグの様に耐えて叩き続けられます。
突如消えてしまったスピリットさん
一度だけ、セッション中に姿を消されいなくなられたスピリットさんがいます。
優しく愛を伝えていらしたのですが、実は嘘吐きなスピリットさんでした。
それは、『嘘も方便』と善意に捉えることも出来ない内容でした。
（イギリスの先生が、「KEIKOスピリットは嘘をつくのよ！」よくそう
仰られてましたが。信じられなかったのですが、この一度だけは。）
生前のスピリットさんを愛され深く信頼されていらした奥様でしたが。
その嘘を検証されて事実を知っていらしたのです。
とても穏やかに冷静にその事実を話され、責められる事も一切なさらずに。
すると言い逃れも行き詰まり、これ以上の耐えられなくなられたのか・・・。
ええぇっ、突如いなくなってしまいました。
それぞれが愛を駆使して
どんなに罵倒されようが、覚悟を決めそれらを受け止められるスピリットさん。
それも、愛が無ければ出来ないことだと思います。
ご自分で蒔いた種ですが、スピリットさんご本人も霊界でご自身を
省みていらっしゃいますし、受け止めることで愛を示しておいでです。
嘘がばれている事を知っているはずのスピリットさん。
なのに、平然と嘘を言い続けて、突然姿を暗ます。
当時はなんて酷いって切ない思いでいっぱいでした。
ですが姿を消してしまうことがスピリットさんにとって唯一の
愛を示す為の術だったのかとも思うようになりました。
生前の行いが死によって綺麗な状態へと昇華されるものではありません。
特に地上の住民側にとりましては、深い傷を残すこともあります。
ですが、それを癒す為にスピリットさん側が心を尽くし、愛を駆使して
サポートに励まれておいでだということも知って頂きたいと思います。
