ミディアムシップの目的は
以前何度も書かせて頂きましたように、時の流れに従ってミディアムシップも
変化し続けて来ていますが。
何が故にミディアムシップを行うかと言いますと。
『何方が、何を伝えに来られているのか。』
一言で簡単にまとめるとそうなります。
『何方が』部分で、エビデンスを取り、コミュニケーターさんの特定。
『何を伝えに』部分は、メッセージとなります。
‛CERT’ と‛CLERIC モデル’
イギリスの先生方は、この二つのミディアムシップの流れ・手順を教えて下さいます。
それぞれの頭文字から、このように呼ばれています。
CERT について
『古い英国のミディアムシップの法則』です。
Communicator は、誰か?
Evidence 証拠は?
Reason for coming 何故いらしたの?
Tied up 締め
CLERIC モデル について
ミディアムシップの手順ですが、、※デモンストレーションの場合です。
Connect 霊界と繋がる
Link 通信者と霊界とのリンクの確立
Evidence 証拠
Relay リレー(どんな方か説明)
Identify 受けてを見付けて
Confirm 納得してもらい通信者を確認
※公開デモンストレーションは、お客様とミディアムが1対1で行うのではなく、
聴衆が大勢いらっしゃる中で、ひとりのコミュニケーターさんがどなたの関係者で
あるのかを特定し、メッセージをお伝えします。
デモンストレーションの形は、エビデンスを取る上で良い練習になります。
余談です。スピリチュアリストチャーチ
イギリスには、スピリチュアリストチャーチが有ります。
そこでは、決まった曜日にデモンストレーションが行われています。
先ず、ミディアムのインスピレーショナル・スピーチから始まります。
数名のスピリットさんとのコミュニケーションの後は、ドネーションで解散です。
ミディアムの存在が全ての人々に受け入れられているのでは有りませんが。
一般の方が大勢集まって、デモンストレーションに参加している環境は、
いまだ、市民権を得られない日本とは違って羨ましいと思いました。
私は、パディントンにある有名なスピリチュアリストチャーチに見学に行きました。
肝心なミディアムシップよりも、
乳児を連れた女性が最前列に座り赤ちゃんがぐずって、教会中泣き声が響き渡る中、
男性ミディアムがやりづらそうだった事と、大型犬のマスチフが最前列でとっても
おりこうさんで大人しく伏せて退屈そうでしたが静かにしていたのですが。
ミディアムシップデモンストレーションが、ここではかしこまったものではなく、
日常の一部のように生活に溶け込んでいるかの様に感じられたことが印象的でした。
大きな流れを理解して
形式的な事よりも、その流れを胸に止めておいて下さい。
初心者の頃は、メッセージから伝えてしまったり、何方かをお伝えする前に
エビデンスを話始めたりって、結構有るものです。
ミディアムだけが理解していて、お相手には伝わらずに混乱を招いてしまいます。
基本的な事柄ですので、覚えておいて下さい。