肉体を脱いだスピリットさん
よく、クライアントさんが大切な天国のスピリットさんを心配されることの一つに、
『生前の病気からの痛みや辛さは今も有るのでしょうか?』という事です。
私の場合はクレアセンティアンスが強いタイプですので、
スピリットさんと繋がると同時に直ぐに肉体に痛みや不快感、違和感などを感じます。
クレアオーディアンスまたは、クレアコグニザンスで、具体的な病名などで
スピリットさんからのご死因の情報を受け取る方もいらっしゃるのですが。
ですので、私はご臨終時やご闘病時のスピリットさんの体感を受け取ります。
それ故、クライアントさまが天国の大切な方をご心配されるお気持ちはよく分かります。
でもご安心されて下さい。
既に肉体を脱がれたスピリットさんには、痛みや辛さといった感覚は有りません。
もちろん、そういった感覚を持たれたことの記憶は残ってはいらっしゃるのですが。
認知症とスピリットさん
以前、ご死因が認知症と話されたご遺族の方がいらしたのですが。
人は認知症そのものでは亡くなりません。
それとは別に、
「○○は晩年認知症だったのです。」と、話されるクライアントさんは少なくないです。
ですが、認知症の話はスピリットさんとの交信の中で話題になったことは
あまり記憶に残ってはおりません。
それは、クライアントさん側もですし、スピリットさんの方からも話題には
上がらなかったので。
有ったとしてもスピリットさん側でスルーされる感じを持っております。
魂が上がる・・・・
事実は分かりませんけれど。
スピリチュアルな言い方では、
よく、「認知症は魂が(半分)上がってしまっている。」とか、
「既に魂は天国で休んでいる。」とか、
そんなふうにされているのを随分昔から耳にします。
現実はどうなのでしょうか
その真偽は別としましても、大きく話は逸れますが。
昔ヘルパーとして認知症の方々のグループホーム在職時代の体験です。
夜勤(一人です)を中心にさせて頂いておりました。
要介護5の認知症の入居者の女性が、夜中に起きて来られては
ご自身のご他界されたお身内の方々の名前を叫ばれたり。
窓の外を指されて、「○○さんが来てるから!!」と亡くなられたご家族を見られて、
「外へ出たい!」と始まります。
ミディアムシップを学ぶ前でしたが。
『認知症は魂半分が上がっている。』を検証したいという思いはちょと有りました。
でも、入居者さんが夜勤一人の夜中に“ひと暴れ”されるのをどう対処するかで、
毎回、そんなゆとりは全く有りませんでしたし。
「ほら、そこ、あんた見えないの!!」って、問い質されても・・・。
(この後の状況などで左脳バリバリですもん。見る余裕無し&自分の身も守る!)
居室に戻り寝て頂く為に、あの手この手を使うのが先決です。
(あちらからは、別の手が出て来ます故。)
もっと気持ちに余裕が有れば、本当にスピリットを見ているのかや、
スピリットとのコミュニケーションは有るのかなどを知りたかったのが本音ですが。
勤務中ですし。
他の入居者の方には見られない状況でしたし、統合失調症であったかも知れませんが。
夢でもよく、お身内のスピリットさんを見られているようで、話をされてました。
彼女は、所謂“お迎え”的な存在としてご家族を見ていたのでは有りませんでした。
スピリットさんの愛情
亡くなって間もないスピリットさん達に関しましても、
認知症とは縁遠い程に頭はとってもクリアーな状態です。
私がミディアムシップで繋がらせて頂きましたスピリットさん達は、
“認知症という記憶”も手放してしまっているかに感じ取れます。
これは私の見解ですが。
通常スピリットさんは大抵、若作りして出て来られますし。
ご自分の“良い”状態で、おめかしされたり、健康なお身体の状態で来られます。
ご遺族の方々に安堵して頂く為のスピリットさんのお気持ちです。
ご闘病が厳しかったスピリットさんは、そのお辛さを地上の大事な方に伝えません。
大切な方々にその状況を思い出されることを避けたいとの思いを強く感じさせられます。
地上の方々への愛と思いからです♡。
認知症に関しても、スピリットさん側からは同じなのかなぁって思います。
地上の方々には、複雑な思いが拭えないことも理解出来ますけれど・・・。